拉致監禁事件の根絶を政府に求む! 全国 拉致 監禁・強制改宗被害者の会

 

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フリーダム・ライド・ダラス大会、メディアと聖職者の注目を集める

 日本の拉致監禁の被害者たち、及び、アメリカの彼らの友人たちは、2012年1月2日、聖職者や人権団体が「信仰、自由、家族ツアー」を歓迎する中、ようやく主要メディアの注目を集めた。


5局のテレビ局が大会を取材


 セイジン・トランバーグとジョシュア・ワイルドマンは、マイナーな宗教団体全般、特に統一教会の信者に対する宗教迫害に対して人々の意識を喚起するために、2,300マイルに渡るアメリカ横断ツアーを断行する途中で、ダラスの町の広場に自転車を止めた。このイベントは、フォックス・テレビ、NBC、そして3つの地元のテレビ局により報道され、ダラスとフォート・ウォースの日刊紙の記者たちも参加した。

 明るい色の着物を着た日本人女性たちを背景に、テレビのトークショーのホスト、エスター・デービスがダラス市長マイク・ローリングスの歓迎の辞を読み上げ、大会のMCを務めた。全米黒人地位向上協会(NAACP)のダラス支部長ジュアニータ・ウォリス女史は大衆に向け、次のように語った。


トークショーのホスト、エスター・デーヴィスがセイジン・トランバーグ(右)を紹介し、ダラス市長マイク・ローリングスの歓迎の辞を読み上げた。

NAACPの支部長ジュアニータ・ウォリス女史は、大会に集まった人権活動家たちに、「より強い者の力を必要とする信仰の友たちのために立ち上がろう」と呼び掛けた。



「NAACPのダラス支部は社会上、経済上、教育上、信仰上の正義を求めるすべての団体を支持します。正義のために戦う時、多くの場合、人は自ら立ち上がろうとはしません。しかし、私は彼らのために立ち上がることを躊躇しない人たちの一人です。なぜなら、人は多くの場合、自分にも立ち上がる力があることに気づくのに、強い者の力が必要だからです」。

 ダラス生ける神の教会の指導者であるハロルド・エドワーズ牧師は基調演説の中で次のように語った。


生ける神の教会のハロルド・エドワーズ牧師による基調演説



「『どこかで不正があれば、それはあらゆる場所における正義への脅威である』−現代の2人のフリーダム・ライダーがダラスに立ち寄ったことを考える時、1963年にマーチン・ルーサー・キング牧師がバーミングハム刑務所からの手紙に書いた言葉が思い出されます。彼らは2人とも22歳の日系アメリカ人です。アトランタのセイジン・トランバーグ君とロス・アンゼルスのジョシュア・ワイルドマン君は家族と過ごすクリスマス休暇を見送って、彼らが「信仰、自由、家族」と呼ぶ大義のために、アトランタからロス・アンゼルスまで自転車で横断することを決意しました」。
 

敵との和解に貢献
 エドワーズ牧師は続けた。
「私たちは、1982年にこの2人の青年の両親を出会わせ、結婚させた韓国の文鮮明牧師と韓鶴子女史の平和運動との関連性を無視できません。1941年当初、この青年たちの祖父母は不倶戴天の敵だったかもしれません。しかし、彼らの両親は昔の敵と和解し、平和な世界、更には、神の下の一つの家族を築くことに貢献したのです。

 アメリカにおける統一教会の信者に対する激しい迫害は過去の物ですが、日本では今も続いており、2−3週間に一人の若い男性または女性が拉致され、彼または彼女が信仰を捨てるまで、何週間あるいは何ヶ月にも渡る精神的拷問を受けています。しかし、この拷問を耐え抜いて統一教会に戻ってきた信仰者たちは、素晴らしい家庭を築き、今日、私たちとともにいる青年、ジェフリー・ホワイト君や、セイジン・トランバーグ君、ジョシュア・ワイルドマン君のように素晴らしい子供を生んでいます。真の愛と真の信仰は、この宗教迫害の被害者たちに、自由を取り戻すまで、時には何年にも渡り、耐え抜く勇気を与えます」

 アット・リスク・ユースのキリスト教活動家、フレッド・ジョーンズ氏は大衆に向けて語った。「この青年たちがやっていることは、今まで常に若者たちがやってきたことです。若者たちは常に、大人たちが恐れていた、または無頓着でいた、革命的な変化に、私たちを導いてきました。」

 
タエコ・ホワイト夫人の証言


タエコ・ホワイト夫人が、1981年に牧師に強制的に監禁された時の体験談を語った。


 大衆は、1981年に拉致監禁を耐え抜いたタエコ・ホワイト夫人の証言を聞いた。ホワイト夫人は次のように語った。

「私の両親は1981年に東京でキリスト教の牧師と彼のグループを雇って、私の信仰を破壊しようとしました。この牧師は、教会の暗くて寒い地下室に私を閉じ込め、私に真理を教え込むんだと脅しました。私は、あなたの中には真理はないし愛もないと、面と向かって彼に言いました。私は、既に統一教会への信仰を失ったという2人の若い人と一緒に閉じ込められていました。でも、その2人は、とても悲しく、惨めだったし、彼らもまた、この牧師に捕らえられていました。私は人生の中でこんなに怖い思いをしたことはありません。今でも、当時のことを振り返ると鳥肌が立ちます。私の両親が、牧師が要求する何千ドルもの費用を払うつもりがないことが明らかになると、私は解放され、統一教会に戻ってきました。
 
 その時の自分の決断を後悔したことはありません。人生の中の浮き沈みはいろいろ経験しましたが、闇の中でも常に神様が守ってくださいました。神様は私に2人の素晴らしい子供を授けてくださいました。二人とも誇りを持ったジェネレーション・ピースの一員です。彼らの世代は、アメリカがより良い未来に向かう道を示しています。セイジン・トランバーグとジョシュア・ワイルドマン、私の息子のジェフリー・ホワイト、そしてダラスに住む多くの子供たちには共通点がたくさんあります。彼らは日本人のお母さんと、アメリカ人のお父さんを持っています。この3人の青年たちの祖父母は1941年には敵同士でした。
  
 私が1982年にジェフリーのお父さんと結婚した時、私たち2人は、文先生ご夫妻が築かれた平和の橋の上に立っていると実感しました。セイジン、ジョシュア、そしてジェフリーは、特別な若者たちです。彼らの中には神様の愛が流れており、彼ら自身もそのことをよく知っています。だからこそ、彼らはアメリカの中心を横断する旅を続けているのです。
 
 今日、私はアメリカの深い精神を実感しています。そして何より、この場に集まった素晴らしい皆さんを見ると、テキサスの深い精神を実感します。ここは、フリーダム・ライダーたちが、彼らのステートメントを表明するのにピッタリの場所です。彼らのステートメントは、今日、ワシントンと東京でも聞かれています。セイジン、ジョシュア、私が日本を愛するのと同じように日本を愛してくれてありがとう。そして、「国際間の友情というゴールは小さすぎる。私たちのゴールは神の下の一家族だ」というメッセージを世界に伝えるために、今や私の故郷であるテキサスまで足を伸ばしてくれてありがとう」。
 
 ジェフリー・ホワイト君(24)は、大会で母親への賛辞を読み上げた。


ヒューストンのジェフリー・ホワイト君が、東京で拉致監禁された際に勇気と信仰で乗り切った母親に敬意を表した。


「僕はこの場を通して、1981年にお母さんが見せた信仰と勇気に敬意を表したいと思います。言うまでもなく、1981年当時、僕も、妹のアシュリーも、お母さんの目には微塵も入っていませんでした。 お母さんはただ、神様だけを見ていました。お母さんに聞いた話によると、監禁されている間は神様のことしか考えられなかったそうです。とても悲しいことですが、日本では毎月、僕と同じくらいの年齢の若い統一教会員が拉致され、信仰を放棄するまで、その意思に反して監禁されているのです。こんなことは終わるべきです。アメリカ連邦議会と日本の良心の協力があれば、必ず終わるでしょう」。
 

 セイジン・トランバーグのスピーチ

セイジン・トランバーグは2011年12月15日にジョージア州議事堂でツアーのキックオフ大会の際に語った内容と似た内容でスピーチを行なった。トランバーグは大衆に向けて語った。
 「約30年前、多くのアメリカ市民が、その信仰ゆえに拉致され、迫害されました。その内の多くの信者たちがこの残虐な行為に耐え、統一教会に戻ってきて、結婚し、立派な子供たちを育てました。お金をもらって統一教会員を拉致した人たちは、約20年前に、その内の何人かが逮捕され、刑務所に送られると、これを辞めました。しかし、日本では拉致や信仰破壊はいまだに行なわれています。起訴された人は一人もいません。日本のメディアは、このような残虐な行いを大衆に向けて報道することを拒んできました。
 
 アメリカに言論の自由があること、そして、アメリカ人たちが信仰、家族、自由の本拠地として誇りを持っていることは幸いなことです。僕は、両親の中に、これらすべての美徳が内在していることを知っています。正直、僕は両親のお陰でとても多くの祝福を与えられました。両親は、特に、勤勉であること、そして、信仰とビジョンの模範を僕に見せてくれました。
 
 教会の文化は大いに僕の役に立ってきました。でも、日本にいる多くの統一教会の信者たちは、僕のように自由に信仰を実践できずにいます。素晴らしい日本の人たちを攻撃するつもりで言っているのではありません。僕は母の祖国の文化や歴史が大好きです。僕はアメリカも日本も、どちらも大好きです。アメリカの憲法も日本の憲法も、信教の自由を保障しています。違うのは、日本ではすべての国民に適正手続が保障されるように法律が執行されていないという点です。
 
 僕は今まで知られてこなかった話を伝えるために、この自転車ツアーを行っています。迫害されているすべての宗教団体の聖人たちに発言権を与えたいのです。モルモン教、エホバの証人、ペンテコステ教会や新宗教など、迫害されている宗教団体がたくさんあることは、皆さんも、もちろんご存知のことでしょう。その中でも、特に、日本で40年近く、ほとんど沈黙の中で耐えてきた日本の聖人たちに敬意を表したいと思います。彼らは、不当な恐怖、メディアによる歪曲報道、そして、弁護士たちの強欲の被害者なのです。
 
 日本はより良くなるべきです。日本政府はもっと良くなれるずだし、すべての国民への平等な待遇、そして、すべての国民への信教の自由という国の理念にかなうように、もっと良くなる義務があります。僕の母は素晴らしい人です。彼女は素晴らしい民族の出身です。とても素晴らしい民族なので、もっともっと素晴らしくなれるはずです」。
 
 大会の数時間後、MCのデーヴィス女史はFamilyfed.orgに対し、彼女にとっても、他の人々にとっても、感動的な大会であったと語った。「大会はとても感動的で、いまだに町を揺るがしています。この大会は、今も、報道を見た何万人もの視聴者の心に残っています。それは、この大会が人々の魂に共鳴し、何かをしたいと思わせるからです。」



日本から来た、また、日本人の親を持つダラスの女性たちが、日本の犠牲者たちを思い出させるために着物を身に着けた。


フレッド・ジョーンズ氏(左)が、報道されるべき問題を公にするためにイニシアチブを取った青年たちを賞賛した。


ライダーたちは、17日、アトランタからロス・アンゼルスまでの2,300マイルに渡る道のりの途中、ダラスの町広場に自転車を乗り入れた。

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