拉致監禁事件の根絶を政府に求む! 全国 拉致 監禁・強制改宗被害者の会

 

新着情報

ペース大学で、統一教会員らが日本の強制脱会に抗議

ペース大学(ニューヨーク州プレザントビル)に通う二人の統一教会員が、学内の各サークルと提携して、(2012年)3月20日「今こそ信教の自由を!」と題したイベントを開催しました。

目的は、日本で統一教会員が被害を受ける「強制脱会」について知ってもらうためです。


口コミやパンフレット配布、大学周辺に案内状を投函し、約50名が集まった。


 
(左から右)ハリソン・C・デービスさん(レジデンスホール協会会長)、統一教会員でペース大学在学中のマスヤマ・ハツエさんとミヤケ・キミセイさん。

 マスヤマ・ハツエさん(21歳)は教育専攻の三年生で統一教会員の2世。ペース大学のレジデンスホール協会の事務員でもあります。彼女は、11月にニュージャージー工科大学で催された信教の自由イベントに参加し、自分の学校でも同様のイベントを開催したいと感じました。そこで、同じく統一教会員の友人で「1回生優秀者クラブ」の副会長であるミヤケ・キミセイさん(21)と共に、レジデンスホール協会や教育志望者協会に働きかけて、共同でイベント準備をしました。

 「ハツエさんと協力して、イベント広報のために様々なことをしました」とミヤケさんは述懐。「彼女は団体渉外を行いました。私たちは案内用パンフを印刷し、構内の学生寮のすべての部屋に投函しました。また『フラッシュ・フラッシュ』誌に掲載してもらい、学内スケジュールを網羅する掲示板に張り出してもらいました」

その広報努力は報われ、25人以上の学生を含め約50名が参加する結果に。

 
ビクター・ルーメットさんの証言
 World CARP -USAのビクター・ルーメット会長が、日本での強制脱会の問題と、米国にとっての意義を説明しました。

 「CARPは統一教会の友好団体で大学生組織です。多くの新宗教や少数派の信仰が理解されないのと同様に、私たちもある程度の宗教的差別を受けます」

 「過去に私は、在学中のブランデイス大学にCARP支部を設立しようとして差別待遇を受けた経験があります。それは非常に驚くべきものでした。統一教会のことはあまり知られていないと思っていましたが、一部の人々が教会のことを知っていて、ネット上で悪い情報を入手しては私に投げつけてきました。通常、10分程で済む設立手続きはかなりの大ごとに発展し、私と彼らとの話し合いは2時間に及びました。彼らは終始、私たちの悪評ばかりを語りました」

 「この会合が結果的に良かったのは、学生同盟の人達が、会合の中身に差別の行き過ぎがあったと感じてくれたことです。同盟関係者は私たちに連絡をくれ、『あれは宗教的非寛容であって承服できない。彼らの発言に対して訴訟を起こすべきだ』とまで言ってくれたのです。そのおかげでサークルとして認定され、万事はうまくいきました」
 
 「米国の大学には正義が貫かれています。仮にサークルが認定されなかった場合は、私が大学事務局に出向き『残念ながら宗教的差別が行われているので善処してください』とひとこと言えば、事態は打開されるでしょう。それは、今日の米国社会では当たり前で、素晴らしいことです。言論の自由と信教の自由が確立しているということです。アメリカは偉大です」
 
日本の大学における宗教差別
 
 「残念ながら世界には、米国と同じ原則を適用していると主張しながら、実際には適用されていない国があります。例えば、現代の日本は民主主義国として、信教の自由も擁護されていると見せています。しかし宗教少数派には極めて非寛容で、とりわけ統一教会に対してはそうです」

 「ご自分を日本の大学生の立場に置いてみてください。統一教会員の学生が毎日のように直面している事態はこうです。日本の大学では、入学登録の際や新入生へのオリエンテーション、そして反『カルト』講座や通常の授業の中で、教授たちが新宗教について注意を呼びかけます。授業中でさえ、教授たちはこれらの宗教団体について公然とバッシングを行うのです」

  「CARPのメンバーに対するアカデミック・ハラスメントにもいろいろな形があります。日常的な監視、尋問、脱会の強要や教会批判の話、大学院試験の拒否等もあります。統一教会に関わっていることを理由に、教授たちが大学院への進学を認めようとしないケースもありました」

 「最悪なのは、大学が、学生の親と拉致・監禁・強制棄教を指導する?救出担当"の牧師とを連携させていることです。2006年以降、学内での学生拉致事件が確認されただけでも40件に上り、彼らは一様に信仰を破棄するように強要されたのです」

 「ここ米国では、誰かが私を学内で拉致しようとしていたら、私は大学事務局に出向きます。彼らは私の友人であり、私を守ってくれるでしょう。学生としての私を支えるのは、あの方々の仕事でもあります。しかし日本では、大学当局者がディプログラマーと結託して、学生を拉致するのに手を貸しているというのです。日本の大学システムは相当に遅れているのでしょうか。この問題に誰も何もしていません。『家族の問題』だと見なされ、常に脇に追いやられてきたのです。信じ難いことですが、彼らの目にはそれが合法的なものに映るようです」

 「私は最近韓国に旅行する機会があり、学内でこうした差別に直面している数名の学生たちに会いました。彼らは実に信念の強い人たちでしたが、私を見る彼らの視線に辛い思いを禁じえませんでした。私を見る彼らの表情には『あなただけが希望だ!』と書いてあるようでした。私が米国内であのような差別を受けたら、私は声を挙げられ、人々は私の話を聞いてくれるでしょう。しかし日本で暮らす彼らは声を挙げられないのです。何故なら、誰もその訴えに耳を貸してくれないからです」

 「それで私は、ある種の責任を感じました。私たちは民主主義国家に暮らし、これら権利が保障されるという幸運があると同時に、声を挙げることが許されない人々を助ける義務があると思いました」
 
強制脱会生還者の証言
 
 「強制脱会に反対する生還者の会」のルーク樋口会長は、自らの拉致体験を証言した後、「日本の隠された恥」と題する短いドキュメンタリーを上映しました。同映像は強制脱会の被害者達の個人的証言をまとめたもので、日本の統一教会員に対する差別の実態を紹介しています。

 ゲイル・ベイスさんは米国で強制脱会を受けた一人ですが、ディプログラマーによって受けた衝撃的な体験と、その過程で父親との関係が如何に破綻していったかについて証言しました。

 「世界で一番強い力は親子の関係です」と彼女は述べました。「親が子供は間違った道に入り利用されていると思えば、救うために何でもするし、どれだけでもお金を使うだろう。脱会屋はその親の愛を利用するのです!」

 「父は私を精神病院に連れて行きました。皮肉にも、それが私が救出される機会になりました。医者は私を診察している間、父を別の部屋で待機させました。その後、父に医者はこう言いました、『グリンウィチさん、あなたの娘さんはすべてにおいて正常です。彼女は成人しており、米国では信教の自由が認められています。本人の望む信仰を持つことができるのです・・・』
 私は、もともとアメリカを愛する愛国者ですが、あの時ほど、『神様、アメリカに感謝します!』と感じたことはありません」

 「あの時の心境を言い表すのは難しいです。実の父親が、あなたを奴隷にして売り飛ばしたと想像してみてください。どんな気持ちになりますか。実の父親があなたを敵の手に渡すとしたら、どんな気持ちになるでしょうか。(被害者達は)今でも心の傷が癒えきれないのです」

 「私はとても幸せな家庭生活を営み、素晴らしい夫と4人の子供がいます。しかし日本の家族は、米国のような幸福を味わえません。心から彼らのことを思い、どのように助けられるかを考えてください」

 その後、国際宗教自由連合(ICRF)のダン・フェッファーマン会長は、「日本における強制改宗:隠蔽された人権犯罪」と題したプレゼンテーションで、日本の統一信徒に対する虐待を、具体的な事実や数字を挙げて説明しました。

 プログラムの最後にマツヤマさんは、事態改善のために、参加者にオンラインで嘆願書に署名するよう要請しました。
 
http://religiousfreedom.com/index.php?option=com_mad4joomla&jid=3&Itemid=490
 
 最後には、統一教会員の国際結婚についての質問があり、統一運動の伝統である祝福結婚式が紹介される場面もありました。
一覧へ戻る

メニュー
HOME
ニュース
情報を確かめてみる
アクションを起こす
当会について
リンク
Q&A
お問い合わせ

TOPへ
Copyright (C) 2010 全国 拉致 監禁・強制改宗被害者の会 All Rights Reserved.