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日本人統一教会員婦人団体、「信徒の拉致監禁を告発する」

記事入力 2010-03-19 16:01 ニューシス報道

【ソウル=ニューシス】オンライン・ニュースチーム = 統一教会員の日本人夫人たちが拉致監禁されるかも知れないという恐怖から祖国日本へ行くことができないという主張が提起され、注目を集めている。

韓国にいる日本人統一教会員の夫人たちの主張によると、「統一教会員及び配偶者拉致監禁事件は、経済大国であり信教の自由が憲法により保障されている日本において、信仰が異なるという理由から日本の一部のキリスト教牧師及び商業的性格の弁護士や左翼の強制改宗屋たちが主導している」という。

日本における統一教会の信者を対象にした拉致監禁事件による被害者は、1966年に初めての拉致事件が発生して以来これまでに 4300人余りに達するというのが、日本人夫人たちの調査による暫定的な数値である。

彼女たちが提示した事例の中の一つである後藤徹(ごとう・とおる)氏の場合、12年5ヶ月間にわたり拉致監禁され、身長182cmの同氏が 2008年に脱出した当時は体重が小学生レベルの 39kgにまで減るほどの苦痛を経験させられたとのこと。

同氏はその体験について、「監獄のような部屋の中で毎日毎日鞭打たれ、悪口を言われながら、何もできない生活は生き地獄だった」と吐露しているが、この事件を契機に統一教会も拉致監禁による人権問題を本格的に提起するようになった。

この他にも、韓国人男性と結婚し生活していた27歳の日本人夫人が日本の実家に帰省した際に拉致監禁されたことから結局自ら命を断つに至ったケースや、監禁場所で「統一教会の信仰を放棄すれば胎児を堕胎させてやろう」と言われて恐怖感に陥ってしまい 10年が過ぎた今も後遺症に苦しんでいる妊婦、監禁されたアパートの6階から跳び下りて記憶を喪失した人など、その事例は様々だ。

宗教の改宗を要請した親が、その事を任せた専門改宗屋によって自分の娘が強姦されたとことを聞かされた末にその親自身が自殺した事例もある。

これら被害者の大部分は PTSD(外傷後ストレス障害:強烈な恐怖を伴った体験後に起きる精神的に混乱した状態)や鬱(うつ)病などの後遺症に苦しんでいることが報告されている。

日本から韓国に嫁入りして韓国人男性と家庭を持って暮している統一教会日本人夫人の数は凡そ7千人余りと集計されている。これら日本人夫人の中で300人ほどが拉致監禁され脱出してきた女性であり、200人余りは今も拉致監禁の恐れゆえに日本の実家に行くことができないでいる。

「日本統一教会員の拉致監禁による韓国人権被害者対策委員会」が確認した結果、日本へ行くことができない理由は 「拉致の際に日本の警察に申告しても無関心だった」ということと、また、脱出した夫人たちが警察に届けても「家族間の問題」だとして全く対応してもらえなかったためであることが明らかにされた。

日本へ行くことができない統一教会日本夫人たちの集まりである「日本統一教会員の拉致監禁による韓国人権被害者対策委員会」では、その代表日本夫人50名余りが 23日午後2時、日本大使館前で日本の伝統衣装である「きもの」を着て、拉致監禁に対する恐怖感から日本に行けない切迫した状況を解決して欲しいとの嘆願書を日本大使館に提出する予定である。

news@newsis.com

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