拉致監禁事件の根絶を政府に求む! 全国 拉致 監禁・強制改宗被害者の会

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世界学生新聞 号外 1993.5.15

ディプログラマー 70年代初頭から暗躍

中絶反対運動家も対象

米国には、悪質な職業ディプログラマーが存在している。
1975年、米国の犯罪的ディプログラマーとして悪名高いテット・バトリックは、ギリシャ正教を放棄した二十代の二人の女性をもとのライフスタイルに変えるために不法監禁した件で、五か月の禁固刑と千ドルの罰金の有罪判決を受けた。
翌年バトリックは、「ハリクリシュナ」の十九歳のメンバーを不法監禁したため、刑務所で六十日間服役した。
また、八十年にも誘拐、不法監禁した件で禁固一年、罰金五干ドル、ディプログラマー活動の禁止を言い渡された。
テレビのインタビューでは、「思考喪失ロポット・モルモン教徒を四人ぐらいは改宗した」と悪びれずに語った(「ニューズ・ワールド」一九八一年一月)。
米国では、一九七〇年代の初頭から「反カルト運動」という形でこういったら致・監禁による強制改宗が多発するようになった。「カルト」とは、一般に宗教団体を指すが、好ましく思ねれない宗教に対して用いられる主観性の強い用語である。
最初に反カルト組織が結成されたのは一九七二年、カリフォオルニアにおいてだった。彼らはカルトのメンバーが「洗脳」されているど吹聴してまわったのだ。一九七三〜四年にかけて、バトリックの関わったら致・監禁による強制改宗が裁判沙汰になり、ディプログラマーは心理学者と連携するなど巧妙になってきた。彼らの対象は驚くほど広く、ローマ・カトリック、バプテスト、セプンスデーアドベンチスト、モルモン教、ハシド派ユダヤ、ペンテコステ派クリスチ、ヤン、統一教会、ハリクリシュナなどの宗教団体のほかにも、レズビアンや中絶反対運動などの活動家もディプログラムしようとした。

宗教の溝を埋める運動

こうした多発する事件にともなって、米国キリスト教協議会(NCC)は、一九七四年二月、「ディプログラミングに関する決議1若者にも信教の自由を」ど題する決議文を発表。その主要なポイントは、「以前は親や親戚がその子の宗教問題を解決するために多少の強 制力を行使することを社会は容認してきたが、たとえ親や親戚であったとしても、成人した子供の信仰を変えさせる.(やめさせる)ためのら致、監禁は犯罪的である。道徳的にも正当化されない」というものだ。
こうして新興宗教団体にも、宗教における市民権を与えようとの輪が広がってきた。その道は平坦ではなかったが、この決議文発表後、様々な裁判を経て、新興宗教団体が「洗脳」しているとの主張が退けられ、ディプログラマーらの犯罪性が明らかにされている。
一九八六年五月、ローマ・カトリック・キリスト教会統}促進事務局が発行した「セクトかそれとも新宗教運動か」と題する報告書は、新しい宗教との共存を呼び掛ける「バチカン報告書」として有名である。これは、世界のローマ・カトリックに対して影響力を持つものだ。また、プロテスタントにおいても、同年九月「世界キリスト教会協議会」と「ルター派世界同盟」によって、宗教の多元性を認める声明を発表、「宗教運動に関するアメリカ会議」(ACRM)や馬宗教間の溝を埋めようとするざまざまな組織が結成され、運動が進められている。

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世界学生新聞 号外 1993.5.15
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