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2011年11月11日

「Kさんのご両親へ・・」行方不明の統一教会青年の婚約者が綴った〝涙の手紙”


今年2011年9月上旬より行方不明になっている名古屋市在住の統一教会員、MKさん(男性・32歳)の婚約者からMKさんのご両親へ手紙が届けられました。
 

国際合同結婚式に参加したMKさんとアグネスさん(2005年・韓国)



手を握り寄り添うMKさんとアグネスさん

警察が捜索中の同事件については、こちらをご覧ください。

拉致監禁事件発生!

 
 MKさんは2005年、韓国で執り行われた世界基督教統一神霊協会の国際合同結婚式に参加し、ハンガリー女性であるアグネス・ジャンポールさんと結ばれました。アグネスさんがMKさんのご両親にあてた手紙にはMKさんが拉致監禁事件に巻き込まれた可能性から、安否を気遣う彼女の心情が吐露されています。
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Kさんのご両親へ
 
私のことを御存じないと思いますので、先に自己紹介をさせてください。

私はハンガリーに住む、アグネス・ジャンボールと申します。

 1999年に統一教会に入会しました。現在はセゲド市に暮らし、教会活動に専念しておりますが、日本のKさんを訪ねる準備をするため、他国での就職を試みています。
 
 統一原理を学び始めた1998年頃、私の両親は既に他界しており、私は実兄の家族と暮らしていました。肩身の狭さを感じておりましたし、教会が運営する寮に移るまでにさほど時間はかかりませんでした。

 ウェブカムという都市にあるその寮は2001年に閉館となり、現在暮らしているセゲド市に移動しました。その後、献身的に教会の活動に携わるようになり、数多くの研修会のスタッフを務めました。私は、神との関係を深める日々を謳歌し、他の教会員との家族のような関係を愛おしく感じていました。

 2005年秋、私は祝福結婚式に参加することを決意しました。その時、私は祝福結婚の成就と、神の御心にかなう理想家庭を築くことを、神と約束しました。それは他に選択肢がないというほど、揺るぎないものでした。

 文総裁が自らマッチングを為されるため、候補者全員を韓国に集められたときは特別な恩恵だと感じたましたが、当初、「日本のように遠く離れた国の人だったらどうしよう」、との不安もあった私でした。しかし、Kさんと出会った瞬間、心に平和を感じたのです。文総裁に促され手を繋いだら幸せを感じ、彼と連れ添うことの安心感に包まれたのです。

 私を感動させたのは、彼の愛情深い振る舞いです。彼は常に私の荷物を持ってくれ、手を握りしめながら気遣ってくれたのです。私が、殆ど視力の無い友人をガイドしている時に、私だけでなく、その友人に対しても見せた彼の深い配慮には胸を打たれました。私は、彼はこの上なく良い人だと感じました。何故なら、初めて出会う相手にそのように振る舞うのは簡単ではないからです。

 帰国の際、長期になると思われる別離に、彼は泣かんばかりでした。私も同様に別れが寂しく、泣きました。韓国の清平(一連の結婚行事が行われた地)で過ごした日々は、私にとって正に〝奇跡″でした。

 その後、私達は2008年まで逢うことができませんでした。私は活動のためスイスに滞在しており、彼もまた名古屋で忙しくしていました。毎週私は彼に電話をして、一時間ほど会話しました。 彼は、常に私に元気と勇気をくれました。私も同じように彼を励まそうと、手紙を送り、ポストカードを送って、私がいる場所について伝え、その美しい景色を共有しようとしました。昨年以降、そのような交流が困難な日々が続きましたが、彼のためにいつも祈りを捧げております。

 私達二人には、2009年末に、私が日本に行き、二人の生活を始めるという計画がありました。そのための僅かながらの準備として、私達は結婚資金のため働き、公式な婚姻のための情報収集を始めました。しかしその計画は、二人とも職を失うなどあり、実現には至りませんでした。以降、今日まで環境的な準備を整えることができずに来ました。

 二人の交流に厚い壁が立ちはだかったとしても、私の心は変わりません。このような試練の上にも、私達が祝福結婚を堅持して連れ添い、永遠に別つことがないように望み、また祈っています。

 彼の生活について充分に知り得ず、いつも胸を痛めてきました。現在も同様に、いても立ってもいられない気持ちです。就労し、疲労やストレス等が溜まる中でも強い信仰を保ち、常に調子を整えることはとても大変なことです。祈ることしかできないとしても、常に彼を支えるためにベストを尽くします。彼を愛していますし、今となっては彼のいない未来など想像ができません。ロマンス映画で耳にするような大げさなセリフかもしれませんが、他に言い様がないのです。
        
 彼のことを心配しています。全ての悪い事柄から彼を守りたいし、救ってあげたいです。彼に逢いたいです。彼の笑顔と温かな抱擁を忘れることはできません。その思い出がどんなときでも未来への力と希望をくれます。
 
 Kさんが現在どのような心境かはわかりませんが、私自身の計画としましては、訪日のための資金を準備し、できる限り早く彼に逢いに行くことを望んでいます。現在は不可能のように見えても、心からそれを願い祈っております。ただ彼を心配し、愛し、逢いたいと願っているのです。そして私の最大の願いは、私達二人が愛と平和を感じながら安らぐことのできる温かい家庭を築くことです。私は現在31歳ですが、愛おしい夫や子供達との家庭を持つこと、そして、その夢がKさんと実現することを切に望んでいます。
 
率直に申し上げて、彼を失いたくありません。
 
長文となりましたが、以上が、現時点で私が伝えることのできる全てだと思います。

ご両親が私とKさんの心を分かってくださいますよう、神の愛の導きがあらんことを。
 
ハンガリーより愛をこめて。
 
Jámbor Ágnes
アグネス・ジャンボール

  • 我らの不快な隣人

    ルポライター米本和広氏が、拉致監禁によって引き起こされたPTSD被害の実態をレポート。

    ►第6章 掲載
  • 人さらいからの脱出

    世にも恐ろしい「人さらい事件」に関わった弁護士、牧師、マスコミ人らの非道な実態を実名で白日のもとにさらす。

    ►書籍紹介
  • 日本収容所列島

    いまなお続く統一教会信者への拉致監禁。小冊子やパンフレット、HP等で告知してきた内容をまとめました。

    ►書籍紹介

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http://kidnapping.jp/m/
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