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2011年12月27日

“拉致監禁”の連鎖(165) パートⅥ 父親の車の下にGPS



Kさんが宇佐美氏の歩いて去る姿をデジカメで撮影した、と言う荻窪2丁目の場所


Kさんへの検察側尋問を続ける。


 4回目にKさんが宇佐美氏を見たのは平成22年10月13日正午ごろ。その日の午前中、新宿区の弁護士事務所で打ち合わせを終えたKさんが、居住する杉並区荻窪のマンションに父親の運転する車に乗って帰ってきた。先に降りた母親が部屋のカギを開けるのを、道路に面した入り口で待っていると「斜め後ろからがさがさ音がしたので、それを、振り向いたら、そこに宇佐美さんがいました」

 その時、「私は、目が合いましたけど、何をされるか怖かったので、無視して、そのまま、カギが開くのを待っていました」。宇佐美氏は、その間「隣のアパートのブロック塀の隙間から、こう、身を乗り出すようなところでした」。

 部屋に入ったKさんは、宇佐美氏が外にいることを母親に伝え、その直後に「証拠がないと、何も信用してもらえないと、前から相談してた人に言われたので、デジカメを持って彼を撮ろうと追い掛け」、マンション入り口脇の路地から車道に出て、宇佐美氏が歩いて去る姿を撮った。

 Kさんは「ここまで場所が特定できたりするのも、どうしてなのか不思議で怖かったし、とにかくかなり動揺してました」。両親も「この場所が分かって、そのしつこさにすごく怖がっていました」と言う。

 その日、父親はいつも使う車の下にGPS機能付き携帯電話が取り付けられているのを見つけた。Kさんは「やり方がひどいと思って、かなり怒りというか、ここまでやるのはひどいと思いました」。それから「父は、弁護士に相談して、その後、警官に相談しに行きました」と言う。

 同年11月28日午後6時前、Kさんの行きつけの荻窪ラドン・サウナセンター(杉並区桃井)に「宮村さんと、仲間の女性3人と、私の5人」で行った。その2階にあるサウナの受付に向かう階段途中の踊り場の椅子に、宇佐美氏が座っていた。Kさんはその場はやりすごし、午後7時ごろサウナから出た時、「受付のすぐ横の椅子に彼が待ち伏せていたので、そこで話をすることになりました」。

 「私は、つけてきてるんでしょうというのを言ったら、もうこれで終わりにするからって言ったんですけど、私はあれだけのことやってきて、そんな簡単に終われないよって言いました」。

 すると、宇佐美氏が「立ち上がって、近づいてこようとしたので、私はやっぱり怖かったので、立ち上がらないで、そこに座っててと言って、叫んだのを覚えています」。

 Kさんは1階に下りて行き、「その後は、もともと警察に相談してたのもあって、何かあれば110番してほしいと言われていたので、警察に電話しました」

 続いて、宇佐美氏も1階に。「その後、仲間もみんな下にいたんですが、警察が来る前に、彼がこう、どこかに逃げ去ろうとしたらしく、逃げる気かという声が聞こえたので、(その後、2階に上がっていた)私は急いで下に行って、逃げんなよみたいなことを言いにゆきました」。

 外で宇佐美氏を追い掛ける途中で、警察が駆けつけたのだと言う。

(「宗教の自由」取材班)


世界日報〝拉致監禁″の連鎖
http://www.worldtimes.co.jp/special2/ratikankin/main5.html

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