統一教会の信者に対する、拉致監禁・強制改宗について、その根絶を求めます。冊子「拉致監禁」シリーズ2 - その時警察はどう動いたか。三度の拉致体験 監禁行為に荷担した警察官 小林宗一郎 清水牧師「縛ったっていい」
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冊子「拉致監禁」シリーズ 2 その時警察はどう動いたか

3 三度の拉致体験 監禁行為に荷担した警察官

小林宗一郎

清水牧師「縛ったっていい」

監禁された翌日、私が呼んでもいないのに清水与志雄牧師が監禁場所にやって来ました。私は不当な環境の中で、一方的に話してくる牧師の話に対して、何を聞かれても感想を述べませんでした。

一方、親が「統一原理の講義をしてくれ」と頼んできたため、愛美書店で御言をそろえてくれるように頼み、原理講義を始めました。私は、親を伝道しようと真剣に決意し、講義案をつくり、70日間で総序から再臨論までを講義しました。

途中、モーセ路程を聞き終わった父は、文先生のことを「メシヤではないかと思った」と感想を述べました。しかし、清水牧師がさまざまな統一教会批判をしていく中で、両親の伝道は難しくなっていきました。私は、本当に悔しい思いをしました。

その間、夢で文先生ご夫妻が何度も現れ、私を励まして下さいました。そのような中、神様から啓示を受けたのです。やさしい男性の声が心の中で響きました。

「おまえを愛している。私の願いを叶えておくれ」

それは、ちょうど40日目のことでした。涙がとまらず、神様の愛に包まれて、力が沸いてきました。神様の願いとは何だろう? と思いながら、毎日を過ごしていました。

監禁されてから約3か月経った7月のことでした。長期の監禁に、極度の精神的ストレスが重なって怒りが爆発し、窓を思い切り足で蹴るようになりました。すると、分厚いセルロイド板がたわんで、窓ガラスにひびが入ったのです。それを見た両親は激しく憤り、清水牧師を呼びました。

マンションにやって来た清水牧師は、土足で部屋に上がり込み、両親に対し「暴れたら縛ったっていいんだよ」とけしかけました。このように暴力をけしかける清水牧師を見て、この人は本当に牧師なのかと疑いました。

8月、私は運動不足とインスタント食品のとりすぎのせいか、尿道結石のために尿道を切って血尿が出るようになりました。私は、体がどうにかなるのではないかと心配になり、「病院に行かせて欲しい」と泣きながら頼みました。しかし、母親も涙を流しながら「牧師の許可がないと連れて行けない」と言うのです。息子の体のことを心配する母親ではありましたが、完全に牧師の指示通りに動いている姿を見て、悲しく思うと同時に、そのように指導する牧師に対して怒りが込み上げました。

血尿が出て、痛みに耐えながら過ごした2日後、清水牧師がアパートに来て、「親戚の人数はそろっているか? 監視ができる病院がいい」などと言って、母の気持ちや私の健康状態に関する話は全くせず、ただ私が逃げ出すことだけを心配していました。

結局、その日も病院には行かせてもらえませんでした。数日後、親戚が勤める病院で、牧師が診察室に入って来て逃げないよう監視する中、診察を受けることができました。

私は監禁から解放されるには?偽装脱会?しかないと思い、おとなしくしていました。すると、私が信仰を失ったと思ったのでしょう。週に一度、逃げられないように監視付きでしたが、清水牧師の太田八幡教会の「勉強会」に連れて行かれるようになりました。

9月18日、太田八幡教会での勉強会に行く隙をついて逃げ出しました。しかし、私は5か月間という長期の監禁のため速く走ることができず、父に追いつかれ取り押さえられました。父は、母に「牧師を呼んでくれ」と言い、通行人にも訴えたので、群馬の太田警察署のパトカーがやって来ました。


2 その時警察はどう動いたか
  1. まえがき
  2. 拉致監禁事件に終止符を打つため、両親・牧師を告訴 今利智也・理絵夫妻
  3. 三度の拉致体験 監禁行為に荷担した警察官 小林宗一郎
  4. 人権を無視した拉致監禁 許せない 静岡在住 M・S
  5. 監禁を二度も黙認した警察 宮腰美千代
  6. 桧田仁議員「警察は見て見ぬふり」
    田中警察庁長官「親族間でも厳正に対処」
    平成12年4月20日 衆院決算行政監視委員会での質疑応答要旨
  • 我らの不快な隣人

    ルポライター米本和広氏が、拉致監禁によって引き起こされたPTSD被害の実態をレポート。

    ►第6章 掲載
  • 人さらいからの脱出

    世にも恐ろしい「人さらい事件」に関わった弁護士、牧師、マスコミ人らの非道な実態を実名で白日のもとにさらす。

    ►書籍紹介
  • 日本収容所列島

    いまなお続く統一教会信者への拉致監禁。小冊子やパンフレット、HP等で告知してきた内容をまとめました。

    ►書籍紹介

URLから
http://kidnapping.jp/m/
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