拉致監禁事件の根絶を政府に求む! 全国 拉致 監禁・強制改宗被害者の会

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拉致監禁がきっかけで、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、苦しみ続ける人がいると聞きました。拉致監禁の被害者数に対し、PTSDなどの後遺症で苦しむ人はどのくらいの割合にのぼるのでしょうか?

統一教会側が把握している拉致監禁の被害者数は、1966年から現在までの43年間で、4000人を超えています。なお、ジャーナリストの米本和広氏の取材に対し、反対派の人物が「最低でも5000人はいる」(「月刊現代」04年11月号、289ページ)と回答しており、統一教会が把握できていない水面下で、被害を受けていた人がいるものと考えられます。

ちなみに、山崎浩子さん失踪事件(1993年3月)が起こった前後、マスコミの統一教会批判報道が激しかった頃に事件が激増し、91年に302人、92年に375人、93年に360人と、わずか3年間で1000人を超える被害者が出ています。

PTSD被害はかなりの割合に上ると考えられますが、監禁は、信者が脱会するまで無期限で続けられ、被害に遭った信者の約7割が脱会しているため、把握できません。また、自力で監禁から脱出してきた約3割の人の中に、深刻な精神的ダメージを受けている人を見かけますが、そのような人に対しても、2度目、3度目と拉致監禁が繰り返され、脱会へと追い込まれてしまうことから、その後の経過が不明であり、把握できない状況です。

ただし、偽装脱会等によって難を逃れ、統一教会に戻ってきた人の証言によると、偽装脱会中に、接することのできた元信者の中に、意味不明な言葉を発する人、自殺未遂、人間不信、無気力、社会復帰ができない人など、深刻な精神的ダメージを受けている人を複数見かけたとのことです。また、偽装脱会して統一教会に逃げ帰ってきた人も、悪夢にうなされるなどの症状が見られるため、PTSD被害はかなりの割合にのぼると見られます。

ちなみに、米国の宗教学者デビット・ブロムリーとジェームス・ルイスが調査した「カルト脱会シンドローム・誤った原因の帰属」(1987年)によると、脱会者のうち、強制的方法で脱会させられた人の61%に「意識の浮遊や変成状態」がみられ(強制的でない人の場合11%)、その他、悪夢47%(強制的でない人の場合11%)、健忘症・記憶喪失58%(強制的でない人の場合8%)、幻覚・幻影36%(強制的でない人の場合4%)、単調な精神的リズム56%(強制的でない人の場合3%)、激しい感情的爆発42%(強制的でない人の場合9%)、自殺・自己破壊的傾向31%(強制的でない人の場合9%)という調査報告がなされています。この調査から、強制的脱会説得が、いかに大きな精神的ダメージを与えていることが分かります。

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