拉致監禁事件の根絶を政府に求む! 全国 拉致 監禁・強制改宗被害者の会

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Q&A

「文鮮明師が1935年4月17日、イエス様から啓示を受けたというのは作り話である。統一教会の出版物も食い違っており、実にいい加減である」という反対派の批判を聞きました。真相はどうなのでしょうか?

聖書を使った教理批判は、結局、どちらの解釈を信じるのかというところに行き着いてしまうため、「それでも、私は統一原理を信じる」と統一教会信者が突っぱねると、脱会説得に時間がかかり、手こずらせる場合があります。ところが、「文は“血分け”をしている」、「うそをついている」など、人格批判で説得していけば、より効果的に脱会させられます。そういうことから、反対牧師が語る、文師を不信させるための批判の一つに、いわゆる「イースター問題」があります。

脱会した山崎浩子さんは、「その日はイースターではなかった」という反対牧師の説明にショックを受け、文師を不信して、次のように述べています。

「文鮮明師は、一九三五年四月十七日のイースターの時、イエスの霊が現れ、
『私のやり残したことをすべて成し遂げてほしい』
と啓示を受けた――というふうに私たちは教えられてきた。
しかし、その日はイースターではない。全キリスト教では、春分の日がきて満月の夜があって、そこから初めての日曜日をイースターとしている。その年の四月十七日は日曜日ではなかった。
反対派がそれを指摘すると、それは統一教会が決めたイースターなのだという。まだ統一教会など形も何もなかった時代に、統一教会がイースターを決めるのも変な話だ。それ以来、統一教会では毎年四月十七日をイースターとしているらしい。また、最近の講義においては、“イースターの時”という補足は削除されているようだ」(『愛が偽りに終わるとき』195〜196ページ)

確かに、山崎浩子さんが言うように、35年4月17日は日曜日ではなく、受難週の水曜日に当たっています。(注、35年のイースターは4月21日)しかし、その日が、現在のキリスト教で祝うイースターではないからといって、文師がうそをついているということにはなりません。

78年10月14日に韓国で出版された『統一教会史』(成和社)には、次のように述べられています。

「先生が(数えで)16歳になられた年の復活節、(35年)4月17日のことであった。この日が本当の復活節であるということも、このとき先生は初めてお分かりになった。それは霊的にイエス様に会われたなかで、初めてあかされたからである。今日、一般のキリスト教で守っている復活節(イースター)記念日は年ごとに異なっている。それはイエス様が亡くなられた日が分からず、復活日も調べようがなく、西暦325年、ニケア公会議において『春分後、初めて迎える満月直後の日曜日を復活節として守ろう』と規定したためであった」

つまり、キリスト教自体、イースターがいつなのか分からず、明確でない時代がしばらくあって、AD325年の会議によって決めたのが、現在、キリスト教で祝われているイースターなのです。ゆえに、キリスト教で祝っているイースターは、正確なイエスの復活日かどうかハッキリしないのです。

文師はイエスから「4月17日が本当のイースターである」と知らされたのです。その内容が日本に正確に伝わらなかったために「イースター問題」となったのです。

いろいろな統一教会関係の出版物を調べてみると、反対派がその矛盾をあげつらって指摘しているとおり、出版物相互間に大小さまざまな食い違いがありました。このような食い違いが生じたのは、啓示に関する情報が、日本に伝わる際、断片的に伝えられたり、あるいは勘違いして受け取ったり、さらには、韓国と日本の風習の違いの問題も、そこに絡んでいたからです。

例えば、「文師が16歳のとき啓示を受けられた」と伝え聞いた人が、韓国社会では、通常“数え”で年齢を数えていることに無知であった場合、単純に生年の1920年に16を足して「1936年」としてしまったり、あるいは「文師が啓示を受けた4月17日こそ、本当のイースターだった」という内容が微妙に変化して、「文師は4月17日のイースターに、啓示を受けた」と伝聞されてしまったり、という具合にです。

このようにして、情報に食い違いが生じてしまったのです。その情報の食い違いを反対派があげつらい、監禁現場での脱会説得材料のひとつに利用(悪用?)するようになったのが、このイースター問題の真相です。

初代教会時代にも、福音書をはじめ新約諸文書間に矛盾があり(注:4つの福音書間にも矛盾がある)、それをユダヤ教側が「キリスト教諸文書は自己矛盾している」と批判しましたが、反対牧師の行為はそれと同じです。

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