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宇佐美隆さんの第二回公判
5月26日(木)東京地方裁判所で午後1時半から、今年2月7日、警視庁公安部によってストーカー規制法違反容疑で逮捕された宇佐美隆氏(42)に対する第二回公判が開かれました。
「統一教会を脱会した女性(36)に対して昨年6月から11月、5回にわたって東京都内の路上で女性を待ち伏せた」という公訴事実に対し、宇佐美氏は一貫して「ストーカー行為ではない」と無実を訴えています。
第一回公判は先着順でしたが、傍聴席数をはるかに上回る人数が押しかけたため、今回は裁判所により抽選券が配布され40数席の傍聴席に対して、140名以上が列に並びました。
開廷後、先ず宇佐美氏弁護側による冒頭陳述が行われ、同事件の背景として、統一教会信者に対する「拉致監禁・強制改宗」事件と「偽装脱会」についての説明がなされました。弁護側は、過去多くの拉致監禁事件、そして今回の事件とも深い関わりを持つ職業的脱会屋である宮村峻(みやむら・たかし)氏について繰り返し言及。同氏の関与による異常な環境要因と同事件の正確な経緯について時系列的に陳述しました。
冒頭陳述の中では、
1). 被告人である宇佐美氏と告訴人である女性が、統一教会による夫婦生活をスタートするための研修会に連れ立って参加していた事実。
2). また、告訴人が両親に宇佐美氏を紹介しようと実家に帰省したその日から、告訴人の連絡が途絶え、行方不明状態が続いていたこと。
3).告訴人から、統一教会本部宛に脱会届が届き、その文面の中に宇佐美氏との祝福解消について触れたのみの連絡がようやくあったのは、行方不明になって約一年後であったこと。
4).その間、及びその後も、告訴人から宇佐美氏への直接の連絡は一切無かった事実などが挙げられました。
弁護側は、そのような事実関係および全体像から、突然行方不明になった婚約者との接触を求めた宇佐美氏の動機が「恋愛感情の充足とは次元を全く異にしている」ことを強調しました。
続いて、宇佐美氏及び傍聴席からは姿が見えないようパーテーションにて遮蔽された後、告訴人が登場。検察側による主尋問が始まりました。
検察は、実況見分調書を基に、告訴人が「ストーカー行為」と訴える場面の一つ一つを丁寧に確認しながら、その都度、
「そのとき、貴方はどのように感じましたか?」と質問。告訴人は、「彼(宇佐美氏)には辛い思いをさせている、とは感じた」と前置きをしながら、
「なんで早くあきらめてくれないのだろう」「ここまでやるのか、と驚いた」「怖かった」と、当時の心境を吐露しました。
続いて、検察が宮村峻氏と告訴人の関係について質問すると、
「私が、統一教会を辞めてから、しっかりと社会生活を営めるようにサポートしてくれる支援者です」と答え、「統一教会を辞める」前の二人の関係については触れませんでした。
また、宇佐美氏と一切連絡を取らなかった理由としては、
「教義上の結婚なので、教義を見つめ直すために、あえて連絡をとりませんでした」と答え、居場所を教えなかった理由としては、
「居場所を教えると教会の人たちが押しかけてきて騒ぎになる。話し合いにならないから」と答えました。
尋問の途中、告訴人が感極まって喉を詰まらせる場面もあった一方で、告訴人の証言によって、宇佐美氏が何とか婚約者である告訴人の意思確認をしようと奔走したのに対し、告訴人からは一度たりとも宇佐美氏に直接の連絡が無かった事実も追認されました。
検察が予行練習を行わなかったためか、予定の90分間を30分以上も上回る計2時間もの主尋問となり、時間切れで、当初予定されていた反対尋問は、次回6月8日(同531号法廷)に持ち越しとなりました。
次回裁判の傍聴は今回同様、抽選になると思われるため、東京地方裁判所の裁判所傍聴券交付情報をご確認下さい。
この事件の真相と統一教会の見解については、統一教会公式ホームページに掲載中の『宇佐美隆さんの事件に関する見解』をご覧下さい。
「統一教会を脱会した女性(36)に対して昨年6月から11月、5回にわたって東京都内の路上で女性を待ち伏せた」という公訴事実に対し、宇佐美氏は一貫して「ストーカー行為ではない」と無実を訴えています。
第一回公判は先着順でしたが、傍聴席数をはるかに上回る人数が押しかけたため、今回は裁判所により抽選券が配布され40数席の傍聴席に対して、140名以上が列に並びました。
開廷後、先ず宇佐美氏弁護側による冒頭陳述が行われ、同事件の背景として、統一教会信者に対する「拉致監禁・強制改宗」事件と「偽装脱会」についての説明がなされました。弁護側は、過去多くの拉致監禁事件、そして今回の事件とも深い関わりを持つ職業的脱会屋である宮村峻(みやむら・たかし)氏について繰り返し言及。同氏の関与による異常な環境要因と同事件の正確な経緯について時系列的に陳述しました。
冒頭陳述の中では、
1). 被告人である宇佐美氏と告訴人である女性が、統一教会による夫婦生活をスタートするための研修会に連れ立って参加していた事実。
2). また、告訴人が両親に宇佐美氏を紹介しようと実家に帰省したその日から、告訴人の連絡が途絶え、行方不明状態が続いていたこと。
3).告訴人から、統一教会本部宛に脱会届が届き、その文面の中に宇佐美氏との祝福解消について触れたのみの連絡がようやくあったのは、行方不明になって約一年後であったこと。
4).その間、及びその後も、告訴人から宇佐美氏への直接の連絡は一切無かった事実などが挙げられました。
弁護側は、そのような事実関係および全体像から、突然行方不明になった婚約者との接触を求めた宇佐美氏の動機が「恋愛感情の充足とは次元を全く異にしている」ことを強調しました。
続いて、宇佐美氏及び傍聴席からは姿が見えないようパーテーションにて遮蔽された後、告訴人が登場。検察側による主尋問が始まりました。
検察は、実況見分調書を基に、告訴人が「ストーカー行為」と訴える場面の一つ一つを丁寧に確認しながら、その都度、
「そのとき、貴方はどのように感じましたか?」と質問。告訴人は、「彼(宇佐美氏)には辛い思いをさせている、とは感じた」と前置きをしながら、
「なんで早くあきらめてくれないのだろう」「ここまでやるのか、と驚いた」「怖かった」と、当時の心境を吐露しました。
続いて、検察が宮村峻氏と告訴人の関係について質問すると、
「私が、統一教会を辞めてから、しっかりと社会生活を営めるようにサポートしてくれる支援者です」と答え、「統一教会を辞める」前の二人の関係については触れませんでした。
また、宇佐美氏と一切連絡を取らなかった理由としては、
「教義上の結婚なので、教義を見つめ直すために、あえて連絡をとりませんでした」と答え、居場所を教えなかった理由としては、
「居場所を教えると教会の人たちが押しかけてきて騒ぎになる。話し合いにならないから」と答えました。
尋問の途中、告訴人が感極まって喉を詰まらせる場面もあった一方で、告訴人の証言によって、宇佐美氏が何とか婚約者である告訴人の意思確認をしようと奔走したのに対し、告訴人からは一度たりとも宇佐美氏に直接の連絡が無かった事実も追認されました。
検察が予行練習を行わなかったためか、予定の90分間を30分以上も上回る計2時間もの主尋問となり、時間切れで、当初予定されていた反対尋問は、次回6月8日(同531号法廷)に持ち越しとなりました。
次回裁判の傍聴は今回同様、抽選になると思われるため、東京地方裁判所の裁判所傍聴券交付情報をご確認下さい。
この事件の真相と統一教会の見解については、統一教会公式ホームページに掲載中の『宇佐美隆さんの事件に関する見解』をご覧下さい。