拉致監禁事件の根絶を政府に求む! 全国 拉致 監禁・強制改宗被害者の会

 

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鳥海豊氏による拉致監禁対策講座を開講

 拉致監禁・強制改宗の被害体験者であり、自身の体験を綴った「監禁250日─証言『脱会屋のすべて』」(光言社刊、1994年)の著者、鳥海豊氏による啓蒙講座が1月7日(土)、統一教会の本部教会において開講されました。
 

 

 青年ら約70名が詰めかけた講座の冒頭で、鳥海氏は拉致監禁問題解決の重要性を訴え、拉致監禁される状況の詳細から脱会屋の手法や主張、それらに対する対応策や反論など順を追って説明しました。
 
 鳥海氏は、自身が拉致された際の状況について、
「私は20名ほどに押さえ込まれ、全力で抵抗したが、母親が『フトンムシにして連れて行きましょう』と呼びかけたのを聞いて抵抗をあきらめた。後になって、あの時フトンムシで連れて行かれた方が良かった、と振り返った。何故なら、『フトンムシにされて、無理矢理連れて行かれました』と、後に訴える具体的な状況説明となり得たから」と語り、

「もし、監禁されてしまった場合には、監禁行為に対して抗議し続けてください。牧師によっては保身のため、本人の了承を得ない限り監禁部屋には来ません。しかし、いくら本人が了承したからといって、本人の意思に反して監禁状況下におかれている人を訪ねる牧師はおかしい。『監禁を解かない限り、誰の話も聞かないし、何も話さない』という姿勢を貫けば、相手の計画通りに進まない。その結果、あきらめて解放されたケースもある」と述べました。
 
 また、強制棄教の手口については
「監禁下では、氏族メシヤを持ち出され、『氏族メシヤというのは親族を伝道するということだろう。親戚全員ここにいる。さあ、説明してみろ』と話し合いに持ち込まれる。どんなに真剣に語っても、よってたかって徹底的に反論・反撃されて、自分が感動した信仰の核となる部分が破壊されていく。自分の精神の中で大切にしている部分を滅多打ちにされ、精神が壊れていくのを感じる。繰り返し責められ続け、落ちる(離教)しかない状況に追い込まれる。監禁はそのくらいきつい」と述べ、鳥海講師による?証言″とも呼べる具体的な言及に、参加者たちは息をのみ聴き入りました。


 

 最後に、鳥海氏は参加者に向かって、
「自分の信仰を堂々と証してください。反対されたとしても真摯に向かい合ってください」と訴えました。
 4時間半にわたって行われた同講座は、拉致監禁・強制改宗問題の本質と共に、それを乗り越えられる希望と力強さを学ぶ貴重な機会となりました。
 

(参加者の感想)
 
【千葉・男性】
体験談にもとづく牧師や親との具体的なやりとりがとても参考になりました。またお話を聴く機会を持っていただけたらと思います。
 
【東京・女性】
(自分も)以前、拉致監禁され、今は(信仰を)やっていないことになっています。とても濃い内容で、本当に今この時に両親にもう一度証していかなくてはと思いました。
 
【東京・男性】
私自身も、学生の頃に監禁された経験があるので、御言・スキャンダル・家族とのやりとりが参考になりました。御言や原理を求めて、自分の糧にすることが必要だと感じました。
 
【東京・男性】
特に、反対派の主張を知って、消化していく姿勢は本当に大事だと思いましたし、教育に責任ある立場として、自ら率先して取り組んでいきたいと決意いたしました。
 

(講師紹介)

●鳥海豊(とりうみ・ゆたか)
1962年、東京生まれ。早大在学中、原理研究会に入会。大学卒業後、合同結婚式に参加。1991年4月宮村峻らの強制改宗グループにより拉致監禁され強制棄教を迫られる。8か月間にわたる説得を受けながらも自力で脱出した。
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