4300人の信者が「拉致監禁」され、強制棄教の恐怖と闘った 余りに過酷な現実

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中島裕美さんの証言
拉致監禁被害のPTSDにいまだ苦しみ続ける私

元信者です。拉致監禁でPTSDを患い、いまだに外出恐怖症やパニック発作で苦しんでいます。(中島裕美さん)

拉致監禁被害のPTSDにいまだ苦しみ続ける私。
元信者の立場から拉致監禁問題を訴える中島裕美さんの証言です。

中島さんは「拉致監禁問題を考える特別シンポジウム」で、自身の拉致監禁体験とその後の苦しみをお話しながら、「私は、旧統一教会や家庭連合を擁護する立場でも、批判する立場でもない。拉致監禁の問題が団体の現在の活動や信仰とは別の問題だ」と立場を明確にしつつ、「拉致監禁が個人の信仰の自由や幸福な暮らし、人権を著しく奪うものである」と強調、彼女のような被害者の存在を広く知ってもらいたいと訴えています。


以下、中島さんの証言より抜粋です。

●私は元信者です。家庭連合の養護をする立場にもありませんし、また反対派として批判する立場の者でもありません。

●ただ言いたいのは家庭連合が全く真っ白な団体でもないし、全く真っ黒な団体でもない。

●私は真実を求めて両親に一生懸命話しましたし両親の話も聞こうとしましたけれども、会話が成り立つことはありませんでした。拉致監禁を指導したキリスト教牧師が、そのように親に教育していたからです。

●私は脱会後も、家族と共にいると家族から殺されてしまう感覚がして、家族から身を隠しました。家庭連合と関係なく私個人の意志として逃げました。そうしないと私の命が持たなかったからです。

●両親とは拉致監禁を通して、最終的に絶縁に至りました。

●しかし、今現在も、一人部屋でじっとしていると何か見張られている気がして、部屋にいても落ち着くことがありません。

●また外出恐怖症にもなり、ちょっとした買い物に行くのも気持ちを落ち着かせるのに一日がかりです。自分が予想できないことが一歩家から出ると起きるんじゃないかという恐怖がまとわりついて、支度していると動悸がして、パニックで全身が震えます。

●私は、人権の基本要件である「安心、安全、自信」、そのすべてが拉致監禁によってはく奪されました。私のような人間もいることを皆さんに知っていただきたいです。