
脱会屋・杉本誠牧師は認めていた!「脱会させた後、家族はバラバラ、親子関係は滅茶苦茶になるなど悲惨なケースが多々ある」
救出カウンセリングについて語る杉本誠牧師の新聞を掲載します。

『すべては脱会した後に』全国集会で杉本誠氏家族の姿勢強調
全国霊感商法対策弁護士連絡会が主催する全国集会が10月19日、主婦会館プラザエフ(東京都千代田区)で開催された。今なお続発する統一協会の霊感商法事件で、同連絡会には昨年1年間で約40億円に上る被害相談があり、数億円単位の損害を含めた係属中の損害賠償請求訴訟は16件、今年に入ってから既に7件提訴されている。同日は全国から弁護士、宗教関係者、学者、元信者、信者の家族ら約200人余が参加した。
統一協会元信者の体験談やその家族の脱会体験談が生々しく語られ、各地弁護団の報告の後、杉本誠氏(日基教団西尾教会牧師)による講演「脱会カウンセリングの現状と困難さ20年の歩みの中から」が行われた。
これまで長く統一協会の被害者脱会活動に関わってきた同氏は、現在も25~30件の相談数を抱えている。「青春を返せ訴訟」などの裁判にも関わってきた同氏は、脱会させた後の被害者の精神的ケアが非常に重要だと主張。
救出に関わる牧師として、相談者を抱えていれば「脱会という結果を出していかなければ家族の苦しみは取り払われない」と明言した。日常的に相談がくり返し来る現状の中で、法的な問題だけでなく、救出されることによって「心に傷を受けていく人もいる」のは事実だと話し、それが避けられるかどうかは家族カウンセリングにどれだけ時間をかけたかに尽きると語った。
脱会させた後、家族はバラバラ、親子関係は滅茶苦茶になるなど悲惨なケースも多々あるという。1年間に脱会件数38件という数字の過去をもつ同氏であるが、大失敗をしたという最悪のケースについて話した。
統合失調症で精神科に入院をしていたこともある女性の脱会に成功した後、問題は起きたーー。
親は早く結婚させるために、次々と見合いをさせて結婚を決めさせた。統一協会にいたことも精神科に入院していたことも、杉本氏のカウンセリングを受けに教会へ通っていたことも婚約者には全部隠しながらの結婚で、女性は両親からもう教会には行かないよう言い渡されていた。
当時、オウム真理教事件や統一協会の報道が出始めた最中、精神的に異常をぶり返してしまった女性は結果的に3歳になる子どもの首を絞める行為に出てしまうことに。教会の場所など知るはずもない女性の夫から「子どもを連れて離婚する」ことを告げられた。その後女性側からの連絡は何もないとした上で、「すべては脱会した後に始まる」と改めて強調した。
救出カウンセリングは脱会しただけで終わるものではなく、「最終的には家族がやるしかない」と何度も口にする杉本氏。「脱会後のケアが家族にとってどうできるかということを視野に入れた取り組みが求められている」と語気を強めた。
このほか、仏教者の立場から仏教情報センターの互井観章事務局長による講演がもたれた。互井氏はカルトにはまってしまう人がいることに対する分析、占い・スピリチュアルを扱ったテレビ番組がいかに市民に影響を与えているかなど、電話相談で寄せられたものへの対処方法などについて話した。
脱会しただけで終わるも 83年に設立されたセンターの仏教テレフォン相談は月~金まで各宗派の僧侶が応えている。仏事だけでなく、信仰や人生に関する悩みや疑問の電話相談がある。新宗教への苦情は年平均件、占いに関しての相談は年平均30件に上る。
最終的には家族がやるしかない
「最終的には家族がやるしかない」という言葉には、一見もっともらしさがあります。
けれども、それは被害の根本原因を生んだ側が、最後にすべてを家族へ押しつける構図にも見えます。
拉致監禁という暴力で関係を壊したのは誰なのか。
その問いを抜きにして“家族の努力”を美化するのは、あまりに不誠実だと思います。
拉致監禁された被害者は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になり、症状を訴える被害者も多いのが現状です。
それらもケアもせずに、全てを親に丸投げする姿勢なのです。












