信者が拉致・監禁され、ディプログラマー(脱会屋)から強制棄教を迫られる恐怖と胸痛む現実

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📖『日本宗教の闇』室生忠著

日本宗教の闇

『日本宗教の闇』室生忠著
発行年月日: 2017年4月8日
出版社:アートヴィレッジ

著者は宗教ジャーナリストの室生忠氏

新宗教信者に対する組織的「拉致監禁・強制棄教」。

1960年代から始まったこの犯罪的行為の被害者は、家庭連合の信徒だけでも4300人を超えています。

本書は、宗教ジャーナリストの室生忠氏が、1990年代末からおよそ20年にわたって、「拉致監禁・強制棄教」という深刻な人権侵害の根絶を目指し、「ジャーナリスト人生後半の全エネルギー」を注いで月刊誌等に執筆してきた著作の集大成です。

拉致監禁は「闇」に隠れて行われ続けてきた悪質な人権侵害

著者と東北学院大学元教授の浅見定雄氏との裁判の様子を描いた「第四章」では、浅見氏の「カネ」への異常な関心と、女性信徒に対するおぞましい「セクハラ紛い」の「救出カウンセリング」の実態が示されています。

「(脱会説得牧師、脱会屋)が直接手を下さずに家族にやらせる」日本のディプログラミング(強制棄教)は実に巧妙で、統一教会(現 家庭連合)などの新宗教に対する否定的なイメージを“隠れ蓑”として、「闇」に隠れて行われ続けてきた悪質な人権侵害であることが本書を通して明らかになります。

「拉致監禁・強制棄教」事件は減少したものの、依然として「拉致監禁」を通した「改宗メリット」を享受し、「脱会ビジネス」としての金銭面の利益に期待している人々がいます。そんな「闇」ビジネスを推進している人たちはどんな組織なのでしょうか。

キリスト教の牧師が「家庭連合信者の強制改宗を、信者獲得の手段」に

本書の中で登場する国際宗教自由連合のダン・フェッファーマン会長は、「日本の拉致監禁には既成のキリスト教会と統一教会の対立という側面があって、宣教に成功していないキリスト教会のいくつかは、統一教会信者の強制改宗を、信者獲得の手段にしている」と指摘しています。

実に、キリスト教ニュースサイト「クリスチャン・トゥデイ」には、統一教会の信徒を「拉致監禁」することでキリスト教の信徒にした例が恥ずかしげもなく堂々と紹介されている状況です。(クリスチャントゥデイ|異端・カルトシリーズ(5)合同結婚式を経験したYさんに聞く 等)

本書を読むことで、真の「信教の自由」、「人権」について考え、様々な違いを超えて全ての人々が平和で幸福な生活ができる世界を形成する一助にしていただければと思います。

拉致監禁を知るための書籍紹介

 

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