信者が拉致・監禁され、ディプログラマーから暴力的な強制棄教を迫られる胸痛む人権侵害

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🗞️監禁した信徒に新たな信徒への監禁共謀を命令【川崎経子牧師、斉藤幸二牧師、平岡正幸牧師、戸田和信氏】

 

▲画像クリックで大きく表示(1986年 中和新聞記事の切り抜き)

 

以下の内容は当時新聞に掲載された「犯された信教の自由 ■ら致・監禁を強行する牧師・神父たち⑤」をテキスト化したものです。是非ご覧ください。

 

川崎経子牧師に脱会届を書くよう強要される

 

「たとえうそとはいえ、信仰を失ったことを表明せざるを得なくなったことが悔しくてたまらなかったー」。

信仰していた統一教会への「脱会届」を牧師によって書かされた斉藤恵美さん(仮名、25歳)は、その時の心境を振り返ってこう語った。

恵美さんは、山梨県にある谷村教会の川崎経子牧師の元へ両親によって強引に連れていかれ、同牧師によって監禁されたうえ、「信仰を捨てるよう」に迫られた。”説得”は、昼、夜かまわず行われ、「こんな状態では何も話したくない」と沈黙を続けると、「ひきょう者」とののしられる。また、反論すると「あなたは間違っている」と頭ごなしにしかりつけられる。その繰り返しが数日間続いた。

川崎牧師のあまりの高圧的な態度に嫌悪感を覚え、恵美さんはすきを見て何度か逃げだそうとした。しかし、すぐに取り押さえられ、監視はますます厳しくなるばかりだった。精神的に限界状況に陥った恵美さんは、「この場から逃れるため残された道は、従順に牧師に従ったふりをするしかない」と考え、以後、牧師の話に耳を傾けることにした。

嘘とは言え脱会届を書いてしまった「くやしくてたまらない」

 

そう決意して4日目の朝、目覚めて間もない斉藤さんの目の前に置かれたのは、「脱会届」の例文と白い便せんだった。「これを参考にして書くように」。川崎牧師のあまりの手まわしの良さに驚き、牧師の目を見返したものの、今となっては書くしかなかった。そして、脱会届の例文を右から左に書き写した。しかし、せめてもの抵抗にあて先だけでたらめの住所を書いた。

本紙取材班が聞いた被害者たちの証言を総合すると強制政宗をする牧師たちは決まったように「脱会届」を被害者に書かせていた。これは本当に改宗したかどうかを測るバロメーターのようなもので、牧師たちの説得に耳を傾けるそぶりが見え始めると、「脱会届」を書かせて確かめるわけだ。

本来、「脱会届」は自由意思によって書くもの。しかし、強制改宗牧師は監禁という精神的暴力を加えながら、それを改宗の”踏み絵”として利用しているのである。

 

斉藤幸二牧師に改宗を迫られ、牧師たちの間をたらいまわしされる

 

ある女性の被害者(20)は当初、静岡県にある福音ルーテル教会の斉藤(幸二)牧師の手で改宗を迫られ、いったんは「脱会届」を書いたものの、疑われたため、今度は山梨県の日本基督教団谷村教会の川崎経子牧師の元へ送らられ、最後には市の統一教会反対グループの一人である戸田和信氏へとたらい回しされた。そのたびに「脱会届」を書き直させられている。

しかし、”踏み絵”は「脱会届」で終わったわけではない。さらに過酷な”踏み絵”が次に準備されているのだ。

 

平岡正幸牧師によって監禁、当時大学生(白井さん)の証言

 

長野市内にある長野福音ルーテル教会、平岡正幸牧師によって「ペンション一の鳥居」に今年3月監禁された大学生、白井和子さん(仮名、22歳)の場合がそうだ。

女性は「脱会届」を書いた後も更に疑い続けられる場合が多い。
7日間ペンションでの監禁から教会での監禁に切り替えられた矢先のこと、「表情がまだにこやかじゃありません。あれはまだ危ない。もう一度山へ連れていかないといけませんね」と、寝ている隣の部屋から牧師が両親に話す、小さな声が聞こえてきた。「いつになったらここから出れるのだろうか」。おびえる毎日が続いた。

脱会の意思を確かめるために他の信徒の監禁計画の手助けを強要

 

そんな折、教会では新たな監禁計画の会合がもたれていた。「あなたも一緒に参加するように」との牧師の命令。

脱会の意思が本物かどうか見極めるため、今度は「監禁計画に自ら手を貸せ」というわけだ。そこで牧師の指示で統一教会員の住所や一緒に住んでいた人たちの
名前を言わせられたり、また新たに連れてこられた人たちに対して脱会を勧めるための説得まで行うはめになってしまった。

「とにかく信じてもらうためには、反対活動に対して積極的に協力しないとだめだったんです」。
あまりの屈辱に、数日後、白井さんは同教会を逃げ出した。

 

斉藤 幸二牧師・平岡正幸牧師ともに監禁した信徒から新たな信徒を聞き出す手口

 

また、斎藤牧師も平岡牧師の場合と同様、教会員の名前、住所を書くよう強要し、さらに献金を返してもらうよう教会に要求することも強要している。これらを断ると、「まだ改宗していない」と判断、再び監禁状態に置くわけだ。

斎藤牧師はこうして新たに示された統一教会員の親を探し出して、まず親に統一教会批判を行い、子供を改宗させようと誘いかけている。

その手口は、統一教会に対する反対活動家が親に「自分は元統一教会員ですが、子供さんのことでお話があります」などと巧みに誘いをかけ、親を不安に陥れる。

そのうえで、「統一教会に詳しい牧師がいる。相談したらどうか」といって斎藤牧師を紹介している。

脱会届に始まって、反対活動を手伝うという、いくつもの”踏み絵”が用意されている。

 

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