4300人の信者が「拉致監禁」され、強制棄教の恐怖と闘った 余りに過酷な現実

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「拉致監禁事件によるPTSD」という深刻な被害(米本氏著「我らの不快な隣人」より)

 

米本和広氏著 我ら不快な隣人

 

2022年7月に安倍元総理を殺害した犯人から手紙が届いたとして注目を集めた米本和広氏

統一教会をカルト教団として批判してきた米本氏が、“反カルト陣営”側の問題点に気づき、拉致監禁の実態を暴いて社会に衝撃を与えた一冊がこの『我らの不快な隣人』でした。忘れられがちな元・信者のその後を取材すると、拉致監禁行為によって家族が引き裂かれたあげく、被害者に深い心の傷を与えていたのです。

「日経ビジネスアソシエ」では、推奨図書として紹介され、書評には「統一教会問題において、監禁による脱会説得という強制的手段をとっていたのは、むしろ『反カルト』の陣営だった」「反カルトのカルト性について言及している」と記されました。

 

我ら不快な隣人(kindle版)

 

詳しくは本書(デジタル版等)をご覧ください。

拉致監禁被害者の宿谷麻子さんがこの著書の「主人公」とも言える中心的な証言者です。
宿谷さんは、拉致監禁被害者・元信者として「PTSD被害の恐ろしさ」を訴え続けました。

メディアの取材に応じる宿谷麻子さん(当時)。彼女の日記「夜桜餡」は痛ましい記録の連続です。

また、上記ブログに「米本氏のレポート ~書かれざる《宗教監禁》の恐怖と悲劇~」(月刊現代 2004年11月号)が米本氏の了承のもと掲載されています。
「我ら不快な隣人」に関心ある方は、ぜひ参考になさってください。

 

拉致監禁事件によるPTSD

ここで、当会として、皆様と共有したいのが、「拉致監禁事件によるPTSD」についてです。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、心に加えられた衝撃的な傷が原因となって、さまざまなストレス障害を引き起こす疾患のことを言います。拉致監禁による強制改宗は、最も信頼する「心のふるさと」とも言える家族に行われることから、複数の拉致被害者が「家族からレイプされたような傷が残っている」と表現します。被害者に対し深刻なトラウマが与える結果となるのです。

本書目次

 

プロローグ いい子になるから迎えに来て
◎第一部 麻子の物語
第一章 四つの断章
第二章 私は統一教会信者です
第三章 あーちゃんを探さなきゃ
第四章 家族ごっこ
第五章 まだ原理を信じているのか
第六章 引き裂かれた家族
第七章 剥がれたメッキ
◎第二部 カルトと反カルトの間で
第八章 暗い歴史
第九章 野犬狩り
第一〇章 再生か解体か
第一一章 借金集団
第一二章 信者とは誰か
第一三章 水面下の攻防
第一四章 韓国に渡った花嫁たち
エピローグ 誰が家族を壊すのか

 

第6章 引き裂かれた家族

 

拉致監禁によって引き起こされたPTSD被害の実態について、『我らの不快な隣人』の第六章「引き裂かれた家族」でレポートされています。 その実態を知っていただくため、著者および出版社の許可をいただき、ここに本書より「第6章 引き裂かれた家族」を紹介いたします。

第六章 引き裂かれた家族
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