信者が拉致・監禁され、ディプログラマーから暴力的な強制棄教を迫られる胸痛む人権侵害

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保護説得で「踏み絵」を迫る──有田・紀藤・浅見 3氏に見る人権感覚の欠如

 

1992年11月、日本テレビ『ルックルックこんにちは』で放送された、保護説得(拉致監禁)を扱った番組が、今SNS上で再び注目を集めている。

信仰を捨てさせるための“脱会説得”を語ったのは、有田芳生氏(ジャーナリスト)、紀藤正樹氏(全国弁連弁護士)、浅見定雄氏(東北学院大学名誉教授)の3人だ。彼らが語ったのは、“拉致監禁現場で信者を貶める”、驚くべき「説得のノウハウ」だった。

 

保護説得の専門家を気取るような語り口。「拉致監禁して棄教を迫るのは当然」と言わんばかりの発言に、背筋が凍る思いがする。実際、監禁説得とその後の反対活動に直接的に関わり、保護説得(拉致監禁)現場を良く知る3人なのだ。

 

 

「統一教会の家族対策ノート」より
心得:救出のメモを投げる

(例)「警察へ届けて下さい」
「助けて!!ここから出たい!!」

番組そのものが、信者が無理やり監禁され、自由を奪われている現場の異常さを、ありありと映し出していた。

 

有田氏・紀藤氏・浅見氏の実際の発言

 

その上で、有田芳生氏はこう言い放つ。

「偽装脱会と言って、反対する親がいれば、やめたふりをしてビールで乾杯しなさい。そう教えられているんです」

驚くべきことに、有田氏は「ディプログラマーによる監禁下での信仰破壊」には一切触れず、むしろ信者が自らの信仰を守るために“偽装脱会”という苦渋の選択をする行為を批判したのである。

 

 

さらに紀藤正樹氏が追い打ちをかける。

「踏み絵とかでもいい。文鮮明の顔を踏みつけても、家族対策として意味がある。そう教えられている」

まるで江戸時代のキリシタン迫害の再現である。ディプログラマーは、本当に脱会したのか、その意志を確認するノウハウとして「踏み絵」をさせるというのだ。踏み絵を踏まなけば、脱会表明は本心ではなかったと判断され、さらに監禁説得が長期化することになる。

彼らはどこまで人権侵害を正当化すれば気がすむのだろうか。

 

最後に浅見定雄氏。浅見氏こそ、拉致監禁現場に出入りし、脱会説得をしてきたディプログラマー張本人である。

「以前は踏み絵が効果があったが、相手がそうであれば、教祖の写真を踏んでもいい、タバコを吸ってもいい、そういうふうに変わっていったんです」

かつて数多くのクリスチャンが最大の屈辱を味わった“踏み絵”を、キリスト者を自負する浅見氏自ら他者に実践し、正当化しているのだ。

 

「保護説得」と呼ばれる暴力

 

鍵のかかった部屋で、信仰を捨てるまで「あなたは間違っている」と責められる。言葉も心も封じられた空間。それを「保護説得」「話し合い」「カウンセリング」と呼ぶ欺瞞。

有田・紀藤・浅見の3氏は、テレビを通じて拉致監禁を「正しい行為」として語った。そこにあったのは、統一教会信者に対する人権なき扱いだった。

今、SNSでようやく声が上がり始めた。なぜ、あの暴力に誰も疑問を抱かなかったのか。なぜ、テレビは加担したのか。

それが、いま問われるべき「メディアの責任」である。

 

 

 

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